「嫌いになったわけじゃないよ」というなら、別れる必要なんてないはず。なのに彼はもうすでに決意をしたように別れを告げる。
別れるのになんで優しくするの?
優しくするのに復縁はしてくれないの?いっそのこと思いっきり振ってくれたらスッキリするのに…
この記事では他好きをなったくせに「お前のこと嫌いになったわけじゃないよ」という彼の心理について解説していきます。嫌いではないのに別れる男性心理を知っておきましょう。
嫌いになったわけじゃないなんてずるい
「お前のこと嫌いになったわけじゃないよ」
この言葉、言われると本当に辛いですよね。
そもそも別れる時にいくら褒められたりフォローされても「じゃあなんで別れるんだよ!」としか思いません。
フォローするなら別れないでよ。
私はこんなに好きなんだよ?
私はずっと一緒にいると思ってたのに、これからどうすればいいの?
一方的に振っておいて「嫌いじゃないって意味わかんない」というのが本音です。
「嫌いじゃないなら復縁できるの?」って思ってしまいしまうのも意志が弱くて情けないし、どうせなら「二度と顔なんてみたくない」「早く別れたい」くらいに振ってほしいのに、なぜか自褒めるような言葉をいう。
本当に自己中でずるい男。
理性ではこんな男と別れたほうがいいのはわかってる。
でもふとした時に優しい彼のことが思い浮かんでしまう…ずるい、でもずるいのに別れるのは嫌だ。そんなぐちゃぐちゃな感情になっていると思います。
他好きしたのに「嫌いになったわけじゃない」という男性心理
他の女を好きになった癖に自分のことは嫌いじゃないという…
いっそのこと嫌いになってくれたほうが楽なのに・・・と未練ばかりが残るあなた。この時の男性は何を考えているのか?まずはその心理について解説します。
①傷つけたくない
彼はあなたのことを傷つけたくないと考えています。
そう思いますよね。
でも男性としては本音では「女として魅力を感じない」「他好き相手のことしか考えてない」と思っていても、あなたを大きく傷つけることになります。
もちろんあなたとしては思い切りその場で傷つけてもらった方が、ズルズル引きずらなくて済みますが、彼としては一気に傷つけるよりも楽なのです。
つまり彼の心理としてはその場で大きな傷を付けたくないから優しい言葉をかけるわけです。彼女の立場からすれば真綿で首を絞められるようにズルズル引きずる方が辛いんですけどね。
ずるい男ですよね、本当に。
②関係を維持しておきたい
なるべく喧嘩別れになりたくないと考えています。
なぜなら別れ話を切り出したとしても、あなたに完全に嫌われ(悪く思われ)たくはないと考えてるからです。
ずいぶん自分勝手な考えですよね。
つまり他好きで別れるのは、あなたのことが嫌いな訳ではなく「もっと魅力的に感じる異性と出会ってしまった」ということです。
あなたは本命の次に大切な人なので、できれば嫌われるようなことはしたくないというのが本音です。
女性から見ればあまりにも都合がいい考えですが、男性は根本的にいろんな女性から好かれたいという生き物。関係維持しておきたいという思いがあるため、嫌いではないという対応になりやすいのです。
③二番目としてキープしておきたい
クズ男によくあるのが「二番目の女として保持しておきたい」という心理です。
クズ男にとっていつでも会える女性というのは、都合の良い女認定されやすいです。
いつ、どんなときでも「YES」と言ってくれる女性に対して「都合よく付き合ってくれる相手」と思い込んでしまうからです。
都合のいい女認定されると、デートに急に誘ってきた癖に「都合が悪くなった」とドタキャンしたり、電話に出ないと怒るくせに自分は平気で出なかったりします。
あなたが次のデートの提案をしても「いやその日は無理」などとそっけない口調で約束しないことも多いでしょう。
また男性にとって「都合のいい女」は本命ではないので、優先順位も低いです。
誘う時も本命の女性との予定がキャンセルになったり、たまたま暇な時にだけ連絡してくるなどの対応になります。
女性を都合よく扱う時点でいい男ではないので、本当は断るべきなんですけどね。惚れたもん負けとは良く言ったものです。
嫌いになったわけじゃないのに別れたい理由
嫌いになったわけじゃないのに別れたい理由ってなんなんでしょうか?「嫌いじゃないならそのまま付き合ってくれてもいいじゃん!」と思ってしまいますよね。
でも男性に別れたい理由を聞いても本音で返してくれないケースも多いです。そこでここからは嫌いになったわけじゃないけど別れたいと思ってしまう理由を紹介します。
①相性が良くなかった
彼女との相性がよくなかったと感じていた可能性があります。
例えばよくあるのがデートの趣味などがまったく噛み合わないなどです。彼氏が絶叫好きなのに、彼女は一切乗れないとか、逆に彼女はお酒好きなのに彼氏がまったく飲まないなど。
付き合ったばかりの頃は相性などは気にならなくても、徐々に慣れてくると会話や趣味、価値観など合わない部分が気になってきます。
「相性が良くないのかな…」と疑問を持ちながら付き合っていて、徐々に冷めてしまった可能性があります。
②刺激がなくなった
刺激がなくなったことが別れる理由になります。
たとえば自由奔放で何をしでかすかわからない人ってモテますよね。たとえばクズ男と言われるチャラい男は、女性からは忌み嫌われる存在と思われがちですが、実はモテます。
なぜかというと、クズ男は一緒にいると刺激的だったり、何をするかわからなくてドキドキさせられるからです。
恋愛において「異性に対するドキドキ感」というのは、好きになるための大事な要素です。
仕事においては真面目さや優しさ、気遣いなどが評価されますが、恋愛は一途さよりもドキドキ感が重要視されるのです。
要するに、一緒に居ると刺激的で楽しい異性はモテて、逆に刺激がなくて面白みのない人は徐々に飽きてしまうということです。あなたとの日々がマンネリ化し、刺激がないと感じることで徐々に冷めていったのかもしれません。
③嫌な部分が見えるようになってきた
彼が完璧を求めてしまっていた場合、欠点が気になるようになります。
最初は「お互いに価値観も合うし、話も噛み合ってて楽しい」と感じていても、あまりに理想が高すぎると少しのズレに敏感になってしまいます。
例えば
「ここが合わないな」
「こう言ってくれると思ってたのに」
などと、価値観のズレが気になってくるのです。また嫌な部分が気になってくると、どんどん他の嫌な部分も気になってきます。
「俺の話、興味なさそうだな」
「デートしても同じパターンばっかりだな」
と、嫌な部分ばかりがクローズアップされるのです。
もちろん欠点は相手ばかりではありません。
自分にもかならず欠点があるはずです。
それでも多くの人は欠点が見えると相手のせいにしてしまいがちなのです。そして嫌な部分ばかり目に付くと「この人のこと好きじゃないのかもしれない」と思うようになります。
それにそもそも他好きは上手くいきづらい傾向にあり、復縁することも十分にありえるのです。
④依存されすぎて疲れた
彼女に依存されすぎて疲れてしまった可能性もあります。
依存している女性の特徴は彼氏以外にまったく興味がなかったり、友達を作ろうともしなかったりします。
依存気味の彼女は彼氏との時間以外に興味がなく、その一途さを彼氏にも求めます。
たとえば会社の飲み会に行くとずっと連絡を送ったり「早く帰ってきて」「22時に帰るって言ってたじゃん」などと急かす真似をします。
寂しいなどの連絡なら可愛いですが、行動を縛ったりするのは重く思われてしまいます。
恋愛において適度な束縛はスパイスになりますが、やりすぎは心の距離を生む原因になります。
- 依存する側の思考
- 依存される側の思考
は根本的な違いがあるので、そのうち疲れてしまうのです。いきすぎた愛は依存に変わってしまうので難しいですね。
⑤優先順位が変わった
彼の中で優先順位が変わることがあります。
例えば仕事が楽しくなってきたりして、職場での人間関係が充実してきたりすると、彼の中で
- 彼女よりも仕事関係
という優先順位になります。
他好きの場合は「彼女よりも他好き相手」といったところですね。
人は無意識に優先順位を持っており、それは環境によって変わることもあります。例えば彼女のことが心から大好きなら、仕事第一から「彼女のために仕事を頑張る」という順位になったりすることもあります。
ただ優先順位が少し低くなっただけで、あなたのことは嫌いになった訳ではありません。だから「嫌いな訳じゃない」という言葉が出てくるのです。
嫌いになったわけじゃない彼と復縁する方法
彼の心理としては「嫌いになったわけじゃないけど、彼女として付き合うほど魅力的に見えなくなった」、あるいは「それ以上の魅力的な異性と付き合いたくなった」などが理由です。
つまり
- 異性としての魅力を感じてもらう
- ドキドキできる関係をもう一度つくる
というのが大切です。
現状、あなたに対してドキドキする感情は薄れてきているのは「マンネリ化」が主な原因です。彼はあなたが自分のことを好きだと確信していて、自分から離れていく危機感がないからです。
男性はいつまで経っても追いかけたい生き物。だからこそ復縁するためには、あなたのことを彼に追いかけてもらう必要があります。
①冷却期間で気持ちを整理する
本気で復縁を望むなら、まずは冷却期間を設けてください。
冷却期間とは「お互いの気持ちや感情がリセットされるまで一切の関係を断つ」というための期間です。
あなたの心は今、ズタズタに引き裂かれ、心臓が破けそうなほど苦しくて、仕事中も帰宅中の電車も、自宅にいる時も涙を抑えきれないくらい辛いと思います。
できることなら今すぐヨリを戻して、抱きしめて、朝までずっと一緒にいたいというのが本音だと思います。
でもここは必死に破けそうな心臓を抑え込んで、一切の連絡を絶ってください。
興味がないそぶりをして「新しい彼女さんとどう?」なんて連絡をするのもやめてください。
既読スルーされるのがオチなので我慢してください。
元彼はあなたに対して他好きをしたことの罪悪感を持っています。
そこであなたが元彼に連絡をしたら、未練があることがバレバレになります。
未練があることがバレれば罪悪感に苛まれ、ますますあなたから離れようとします。
それに新しい女性との関係がスタートしているのに、元カノから連絡が来るのは正直言って迷惑なだけです。
「気遣いのない女性なんだな」と嫌気がさすだけです。
冷却期間は気持ちを落ち着かせるために必要な期間です。一切の連絡を断つことで気持ちを落ち着かせ、冷静になることが可能です。
②自分磨きをする
冷却期間中に、元カレと再会する前に可能な限りの自分磨きをしてレベルをあげておきましょう。
自分磨きをすることで、元カレからの再アプローチ率が上がります。
また他の男性からのアプローチも増え、より元彼から「手放したくない!」と思わせることもできます。
他好きで別れたとしても、あなたのことを完全に忘れた訳ではありません。ただ今は新しい彼女との付き合いに頭がいっぱいなだけです。
でもいざ久々に再会してあなたが驚くほどキレイになっていたらどうでしょう?
別れる前よりも明らかにあなたの人生が充実していたら、絶対にあなたのことが気になってきます。
自分磨きでおすすめなのは
- 肌をキレイにする
- ダイエットをする
- 小顔マッサージをしてみる
- メイクを研究する
- 服装を変える
などです。
自分磨きをすることで元彼はもちろん、他の男性からのアプローチも明らかに増えます。
元彼さんから見れば、少しでも気持ちが残っていれば他の男性からアプローチされていたり、遊びに行っている姿を見れば嫉妬の気持ちが芽生えるはずです。
復縁の日に備えて、できるだけの自分磨きをしておいてください。
③友達としての距離を保つ
友達っぽく返信してみましょう。
なるべく喜びを抑え、友達と接する時の感覚で連絡を取り合ってください。
自分の気持ちに流されることなく、相手との関係を友人として保つことが重要です。
相手が復縁を求めている場合でも、あなたが好きオーラを出しすぎると、その恋心を利用される可能性があります。
復縁するまでは彼女っぽい接し方は避けたほうが良いです。
元彼に復縁の気持ちがあれば、友達のように接するあなたを見て「もう彼女の時みたいにくっついたりできないのかな…」と感じてきます。
相手が真剣にあなたとの関係を築きたいと思って連絡してきた場合でも、最初は友人として接するのが良いでしょう。信頼関係を築いてから徐々に恋愛関係に発展させる可能性もあります。
⑤相談役として付き合う
元彼との復縁をするために最もおすすめしたいのが相談相手になることです。
おそらくあなたは今の元カレの彼女に対して「死んでくれないかな」くらいに思っているかもしれません。
無理もないですよね、だって今の彼女はあなたから彼氏を奪い去った憎き敵ですから。
なぜ相談役になるのか?というと、あなたと元彼との距離を近くする一番いい方法だからです。相談役になったら彼女と上手くいってしまうのでは?と思いますよね。
それは違います。もう相談している時点であなたのことを心が許せる存在として認識されるからです。本当に彼女と上手くいっていたらあなたに相談しようとも思わないし、連絡もしません。
相談している時点で復縁の気持ちが芽生えてきている証拠です。
しかも元彼の都合で別れたにも関わらず、今の恋愛を応援して支えてくれるあなたの存在はいつしか必要不可欠になっていきます。
つまり
- 今カノ:不満ばかり溜まっていく相手
- 元カノ:今の自分の人生を応援してくれる人
という立ち位置にするのです。
相談相手になってむしろ応援するくらいスタンスを心がけてください。
ちなみにここでは元彼に気持ちが向いていることがバレてはいけないので、たとえ相談の連絡がきても「連絡してありがとう、嬉しい」などとは言わないでください。
「何かあったの?」くらいのスタンスで連絡をするのが大事です。食事の誘いなども、こちらからではなく向こうからの誘いに乗ってあげるようにしましょう。
復縁の確率はどんどん上がっていますが、決して油断はしないでください。
あなたが元彼への未練や過去を少しでも責めたりした瞬間、終わってしまいます。
今すぐにでもヨリを戻して抱きしめて欲しい気持ちはわかりますが、必死に抑えて冷静な相談役として接してくださいね。
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