他好きして別れるって果たして最低なんでしょうか?
恋人がいるのに他の異性が気になってしまったことは、誰しも一度くらいはあると思います。長年連れ添った恋人が他の相手に目を奪われる姿を見るのは、この世の何物にも耐え難いものです。
しかし他好きをして別れることは、振ったあともずっと後悔し続ける可能性があります。
そこでこの記事では以下に当てはまる方のために、他好きって最低なの?という疑問に徹底的にお答えします。
- 彼女がいるのに他の女性を好きになった
- 何をしててもその子のことばかり考えている
- 今の彼女と別れてその子にアプローチするのは最低?と考えている
他好きして別れるって最低?
まず他好きして別れるとはそもそも最低なことなんでしょうか?
振られた側からみれば「最低に決まってるでしょ!」と思うかもしれませんし、「自分よりも素敵な人が現れたんだな」と、矛先が自分に向く場合もあるでしょう。
もちろんパートナーがいるのに他の女を好きになって一方的に別れるのは裏切りに近い行為ですし、決して許されるものではありません。また他好きになって別れる前から浮気状態だったのであれば、それは倫理観的にも許されるものではありません。
では他好きをした時点で最低なのか?というと一概にはそうは言えません。
なぜかというと、他好きをする前に相手に対する気持ちが冷めていたのかもしれないし、安定しすぎてマンネリ化してしまっていたのかもしれないし、束縛によるストレスでつい他好きになってしまったなども考えられるからです。
他好きという一面だけ見れば最低ですが、恋愛というのは色んな要因があります。他好きという事実だけでは一概に最低とは言いきれません。
最低な他好きのパターン
他好き自体は悪いことではありません。
しかし他好きのパターンによっては最低な結末を迎えてしまう可能性もあります。最低な他好きをした場合、すぐに後悔して過去の恋人と復縁を望んでも、見放されてしまうだってあります。
では最低な他好きのパターンとは何か?について解説していきます。
①二股をしていた
もし二股をしていた場合は最低な他好きと言えるでしょう。そもそも二股の時点で恋人にも、浮気相手にも失礼なことをしていますし、何より「二股をしていた」という事実はこれから先ずっと引きずります。
よく考えてみてください。
二股をしていた相手から「好きなのはあなただけだよ」と言われて信じられますか?お世辞にも信じられないと思います。むしろ言われれば言われるほど「誰にでもこういう言ってるんだろうな…」と疑ってしまいます。
また二股をしていたという事実は恋人や浮気相手だけでなく、社会的信用も失います。たとえば職場や学校、友達関係などで「あいつずっと二股してたらしいよ」という噂が立てば一巻の終わりです。
いくらあなたが心の中で相手を一途に思っていたとしても、周りは「また浮気するんだろうな」と思ってしまうのです。犯した過ちで失った信頼を取り戻すにはかなりの時間がかかるでしょう。
②上手くいったら別れようと考えている
他好きになってすぐに恋人を振るのではなく、「他好き相手と上手く付き合えた段階で別れよう」と考えているのはかなり打算的であり、最低な行為と言えます。
- 他好き相手と付き合えた:振る
- 他好き相手と付き合えなかった:今の彼女との付き合いを継続する
という状態であり、どちらに転んでも自分が損をしないように動いています。これは一見、頭がいい行動のように見えますが、倫理観の大きく欠けた行為はいつか自分に跳ね返ってきます。
自分のことしか考えていない人には、同じように自分のことしか考えないような人を引き付けてしまうからです。つまりあなたも同じようなことをされる可能性が高まるのです。
後ろめたい行動をすると無意識に自信や自分への信頼を失います。それはいつしか自分自身の首を絞めることになるのです。
③ダブル浮気
ダブル浮気をしてしまった場合は末期と言えるでしょう。
ダブル浮気とはお互いに恋人がいるのをわかっている状態で浮気をすることです。つまり現在のパートナーをどちらも裏切っている状態です。
ダブル浮気のまずいところは、お互いに背徳感や罪悪感によって情熱的になっているだけなところです。そもそも浮気や他好きのような「やってはいけないこと」をするのはドキドキするものです。
すると人間の脳はいい加減なもので、背徳感によるドキドキを恋愛によるドキドキと勘違いしてしまいます。またお互いに恋人がいる以上、すぐに付き合える状態ではないという障害もより気持ちを盛り上げるのに一役買っています。
お互いにフリーだったらさほど盛り上がらなくても、障害や背徳感があることで好きな気持ちが増幅されていくのです。
ただダブル浮気をして仮にお互いに別れて恋人同士になったとしても幸せになれる可能性はほぼないでしょう。裏切りによって付き合ったことによる罪悪感や、お互いのパートナーへの信頼関係の欠如など、健全とは言えない付き合いになっているからです。
他好き&ダブル不倫は最低な行為であり、不幸になる可能性が非常に高いでしょう。
最低な他好きとは言えないケース
では最低な他好きとは言えないケースは何か?というと、ちゃんと別れてからアプローチするという場合です。
今の恋人と付き合っている状態では何もせず、別れてから他好き相手にアプローチをするようなケースは最低とは言えないでしょう。
他好きにおいて最低なのは、恋人がいる時から他好きの相手と食事に行ったり飲みに行ったりすることです。
これは裏切りに近い行為であり、許されるものではありません。
でも別れてから期間を置き、気持ちを整理してからアプローチをするのはなんら問題ありませんよね。他好き相手と付き合える確証がなくてもけじめを付けるのは、今の恋人や他好き相手にも誠実とも言えます。
今の恋人とちゃんと別れるまでアプローチせずに我慢できる人は、次の恋愛に対しても誠実に向き合えるでしょう。
恋愛への向き合い方は鏡のように反射しますから、自分の振る舞いや相手への対応も誠実に行ったほうがいいですね。
最低な他好きをした人の末路
最後に最低な他好きをした場合の末路について考えていきたいと思います。大事な恋人を裏切るような行為をした場合、こんな末路がありえるでしょう。
①他好き相手に他好きされる
他好きをした相手に他好きをされる可能性があります。
他好きによる浮気の悪い部分は二つほどあり
- 信頼関係が築けない
- 同じようなタイプの異性を引き寄せてしまう
ということです。他好きで浮気をしたという事実は新しい恋人も周知の事実であり、最初から信頼関係にヒビが入っている状態です。つまりいくら一途なように見えてもいつ浮気するかわからないという疑いを持ってしまうということです。
また他好きは、他好き浮気を許すような異性を引き寄せてしまうのが問題です。普通に考えて真面目な人だったら他好きになったとしても、ちゃんと別れて時間を置いてからするものです。しかし別れる前からまるで恋人のような関係になってしまう人は、ハッキリ言ってロクな人ではありません。
つまり最低な他好きはほぼ信頼関係が築けずに破綻するでしょう。
②社会的信用を失う
浮気などの他好きが職場や友達関係にバレると社会的信用を失うでしょう。他好きになってもちゃんと今の恋人と別れてから、しばらく時間を置いて気持ちが落ち着いてから他好き相手と付き合うなら問題ありません。
しかし恋人がいる状態で他好きを隠さないどころか、浮気にまで発展してしまってはダメです。そして職場内で噂になれば仕事にまで影響が出るでしょう。女性がいる職場だったらなおさらですね。
信用を失ってしまえば立場もなくなり、立場がなくなれば仕事がどんどんしづらくなります。居場所がなくなり、転職せざるを得なくなるでしょう。
たった一度の過ちで取り返しが付かなくなるのです。
③他好き相手と別れ、復縁もできない
最悪の結末としては他好き相手と相性が合わずにすぐ別れてしまい、元の恋人に復縁をお願いするも無視されてしまうという末路です。
そもそも他好きをした時点で「またやるんじゃないか?」と疑われやすくなります。それに他好きで別れたばかりなのに、新しい恋人ともすぐ別れる時点で恋人を大切にしない人に見えてしみいます。
そして元カノからも興味をなくされてしまい、彼女にも、元カノにも振られて一人になってしまいます。
他好き=悪ではない
結論として言えるのは「他好き=悪ではない」ということです。そもそも他好きが最低と言えるか?というのは付き合っていた時の好きの度合いも関係します。
たとえばお互いに信頼しあっていたはずなのに突然、恋人以外の異性を好きになって一方的に振ってしまうなどは最低です。
でも一方がずっと不満を溜めていたり、同じデートばかりを繰り返してマンネリ化しているようなら他の異性に目が向いてしまうこともあります。
恋愛においていくら付き合いが長くても、いるのが当たり前だと思ってはいけません。あくまでお互いに意志があり、不満が積み重なったら別れることだってありえます。
恋心は理性ではコントロールできませんし、火が着いてしまったら止められないものです。他好きはそれ自体が悪いものではなく、大切なのはその後の振る舞いです。
- 「別れる前にからだの関係を持ってしまった」
- 「付き合えたから別れた」
などの不誠実な恋愛は、かならずあとでしっぺ返しを喰らいます。もちろんちゃんと正直に打ち明けて別れたとしても、他の異性を好きになったという事実に「最低!」と言われてしまうかもしれません。
でも恋人と別れる時になんのわだかまりもなく終わることってほとんどありません。大切なのは自分の気持ちに正直に、そして恋愛と誠実に向き合うことです。
あなたの人生はあなたのものですから、幸せを望むのは自然なこと。しかし欲求にはくれぐれも溺れてしまわないように、自分も相手も大切にすることを心がけましょう。
コメント